BACK TO THE FUTURE PARTIII 細部考察
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物語の重要すぎる伏線については省略しています(例:腰抜けなど)。

・ユニバーサル75周年
 最初に流れるユニバーサル映画オープニングロゴはPART3から75周年ロゴになっている。ボブ・ゲイルたちは3部作の統一感から既存のオープニングロゴがよかったが、会社の意向で75周年ロゴが使われる記念すべき最初のユニバーサル映画となった。
 当時の映画会社の期待の高さが感じられる。BTTFが映画史に残る名作と認められた瞬間でもある。

・マーティがドクを運ぶ
 最近まで全然気がつかなかったのですが、マーティがドクを家まで運ぶOPシーン。ここでは2分にわたって夜から朝になって太陽があがるまでの時間経過を表現している。確かによく見ると画面左側が明るくなっていく。これを表現するためにドクの家の前で合成用に4、5回も撮ったそうで、非常に退屈だったボブ・ゲイルは語っている。ちなみに家に入って行くマーティとドクはマイケル、ロイド本人ではない。

・乾かす
 ドクの家の暖炉の前を見ると、85年ドクからの手紙やマーティの靴など、2人が持っていたものが丁寧に干されているのがわかる。

・テレビが2台
 PART1のロレイン宅のシーンでマーティが「テレビは2台ある」と言うとロレインの母親はウソと決めつけたが、55年ドクはテレビを2台持っていることがPART3で判明(家とガレージ)。

・ハウディ・ドゥーディ・タイムNEW!
 ドクの家で流れた『ハウディ・ドゥーディ・タイム』は1940年代後半から1950年代にかけて子どもたちの間で人気を誇ったNBC製作のテレビ番組。最初に映る人形の名前がハウディ・ドゥーディ。番組の舞台は開拓時代の西部なのでその後の物語を暗示している。

・1と3のつながり1

 マーティが1955年にいることが信じられないドクがトイレに引きこもり、マーティが事の経緯を必死で話す。これはPART1のタイムマシンでやってきたとマーティと55年ドクのやりとりと一緒の流れ。ついでにトイレから出てきたドクはマーティに対してPART1と同じく"Future boy"(未来少年)と言っている。
 またドクが逃げ込んだトイレをよく見ると、PART1で次元転移装置の構想を思いつくきっかけとなった時計が後ろにかけてある。

・変化なし
 ドクの研究室はPART1と全く変わってない。模型や読心機、おもちゃの車なども全部そのまま。

・アインシュタインを見た?
 55年ドクは85年ドクの手紙の「アインシュタイン」の文字に驚くが、実はPART1時のタイムトラベルの実験映像にアインシュタインは登場している(もちろんその時にドクが何度か名を呼んでいる)。それなのに忘れていたのは、やはりマーティが再び現れたショックがデカすぎたため?

・早く着替えて
 マーティがPART2からずっと着ていた赤いTシャツですが、PART1の時計台の落雷時からどれくらい着ているか計算してみました。時間がわかる場面だけ計算しても最低43時間6分以上は着てることになります!(PART1:1955年11月12日午後9時55分〜PART3:1955年11月13日午前7時1分まで)。きっとドクからの手紙を読み終えた直後にシャワーにいったでしょう。

・1と3のつながり2

 デルガド鉱山に行っている時のマーティのシャツはPART1でも着てた服。通称グルグルシャツ。ちょっとデザイン変わったけど。

・地底旅行NEW!
 デロリアンが隠されている場所を見つけると「私のイニシャルだ!地底旅行にそっくりだ」と声を上げるドク。これはジュール・ヴェルヌの『地底旅行』で地球の中心を目指したアルネ・サクヌッセンムが行き先の目印として「A・N」と言うイニシャルを残していたのを85年ドクがマネしたもの。
 85年ドクはきっと若い頃の自分はここを歩いて地球の中心を目指した時を思い出しこのイニシャルネタに気づいてくれるだろうと考えながらやったんでしょうね。

・メイド・イン・ジャパン
 日本製のマイクロチップを馬鹿にしたドク。確かに1955年当時の日本は国際復帰したばかりで売る物すべてが粗悪品ばかり。だが1985年のバブル直前になるとマーティの言ったとおり「いいものはみんな日本製」と呼ばれ日本製は信頼の証となっていた。たった30年しか経ってないから信じられないのも無理はない。

・お疲れ様
 炭坑からデロリアンを外に運び出した時あたりは真っ暗になっている。これは炭坑の壁を車が通れるくらいまで壊して、なおかつタイヤが腐食しているデロリアンを運ぶのに時間がかかったため(小説版では詳しい記述がある)。

・写真
 全シリーズ共通ネタ。未来が変わっているかの重要な手がかりになる写真や新聞。今回は死んでしまうドクを助ける為にドクのお墓の写真が重要となる。

・ドライブシアター
 マーティが1885年へタイムスリップする為にいた場所は『ポハチー・ドライブインシアター』。19世紀にその地域住んでいたインディアンの部族ポハチー族から命名されている。ドライブインシアターとは巨大な駐車場で車に乗ったまま映画が鑑賞できる施設のことであり1950年代の若者に大人気だった。公開されているはすべてユニバーサル映画であり、その内の『半漁人の逆襲』と『タランチュラの襲撃』には無名時代のクリント・イーストウッドが出演している。
 そして、55年ドクがマーティに着せた派手なエセ西部の服。よく見ると肩のところに原子のマークが描かれており、科学者ドクらしいデザインになっている。

・1と3のつながり3
 ドクのセリフ"Where you're going, there are no roads.(これから行く先には道なんて物は存在しない)"はPART1のドクのセリフ"Where we're going, we don't need roads.(これから行く先は道なんて必要ない)"を変えたもの。

・1と3のつながり4

 ドクの左後ろに小さく見える「ブルーバード・モーテル(Blue Bird Motel)」の看板(肝心の青い鳥がハッキリ見えないのでわかり辛いですが)。PART1で時計台稲妻作戦のデロリアンのスタート地点にも置かれていた。

・タイムサーキット故障1
 マーティが1885年に出発する直前のタイムサーキットの出発時間を見ると、ドクが1855年に飛ばされたのは11月12日のはずなのに【10 26 1955(1955年10月26日)】になってる。
 ※月の表示が英語表記(OCT)ではなく数字というのもおかしい。実はこれPART1撮影時に購入された3台の内、走行用に作られたB車と呼ばれるデロリアンで撮影されたので内装が完璧に作られてないためである。

・ハイヨーシルバーNEW!
 1885年に出発する直前に「ハイヨーシルバー」とつぶやくマーティ。こちらはアメリカで抜群の人気を誇る西部劇ドラマ『ローン・レンジャー』で主人公ローン・レンジャーが相馬シルバーを出発させるときのかけ声である。

・1と3のつながり5

 マーティを見送るときにドクが使った銃はPART1のリビアの過激派に向かって撃とうとした銃は同じシングル・アクション・アーミーの銃。公式は同じとしていますが、ガンマニアによるとモデル自体は違うものらしい。
 海外ではこう言った映画で使われた銃火器だけ調べたウィキペディアがあったりして結構驚きました。

・うなされる
 全シリーズの共通ネタ。寝込んだマーティが話し掛けてくる人を母親だと思い話すが、毎回飛び起きることになる。今回はロレインとは関係ないマギー・マクフライにマクフライ牧場にいることを知り起きる。ついでにマーティはかつて若きロレインやられたトラウマか、ズボンを穿いてるかをチェックしている。

・9月なのに
 マーティが1885年に着いたのは午前8時。坂道の転げ落ちて気絶するまでは約3分15秒。その6時間後は午後2時過ぎのはずなのに外が明らかに暗い。

・パロディ
 マーティがとっさに思いついた偽名は西部劇スター「クリント・イースウッド」。もちろんちゃんとイーストウッド本人に許諾を取っている。
 ついでに自己紹介の仕方が007の「ボンド…ジェームズ・ボンド」っぽい?

・弾丸
 シェイマスの家で夕食を食べるマーティが口から吐いた黒い粒はウサギに放った弾丸。当時はそれを抜かずそのまま食べてた。水も汚い。

・うまい
 ビスタグライド・システムでは同じ俳優同士では直接物を渡す事が出来ない(大皿のような直接手が触れないものは可能)。そのためシェイマスがマーティにウィリアム赤ちゃんを渡すときに、丁度マギーがカメラを通って自然にウィリアムが移動しているように見せている。

・ひかれる
 全シリーズ共通ネタ。新しい時代へ行くと必ず何かにひかれそうになるマーティ。今回は1885年で馬車からギリギリでよけるが馬糞を踏んでしまう。

・スタッフ出演1
 PART3では意外とスタッフが出演している。マーティがパレス・サルーンに訪れた際に2階でマーティを見下ろす娼婦たちがいますが、中央の女性は記録係のマリオン・トゥーメン。彼女から出たいと言われたので娼婦の役をあてたという。

・1と3のつながり6

 PART3でマーティはエセ西部の服を着て1885年の人々に奇怪な目で見られるが、PART1ではダウンベストを1955年の人々に救命胴衣と間違えられていた。

・マクフライ家とタネン家
 全シリーズの共通ネタ。新しい時代に行って、店に入ると必ずタネン家と出会うマーティ。今回はパルス・サルーンでビュフォードがシェイマスと間違えてマーティを呼ぶ。

・西部と現代
 1885年当時は歯科に対する意識が低かったため歯並びが悪く歯の色も黄色かった。そのためマーティのキレイ整った白い歯を見て、ビュフォードの手下が「こんな歯は店でしか売ってない」とイジる。さらにNIKE(ナイキ)を「ニーケー」と読みインディアン語だとからかう。

・レベルが一緒?
 マーティがチキンと呼ばれると"Nobody calls me chicken"(誰にも腰抜けなんて言わせない)というのが口癖ですが、ビュフォードもマーティに「マッド・ドック・タネン?」と呼ばれた時に"Nobody calls me Mad Dog!"(誰にもマッドドックと言わせない)と言っている。

・またまたマイケル・ジャクソン
 マーティがムーンウォークをしながら口ずさんでいたのはマイケル・ジャクソンの『Billie Jean』。

・タン壺
 マーティが板に飛び乗ってビュフォードにかけた壺はタンを吐くため使われるタン壺。マーティが店に入ってからカウンターに行くまでに客の一人が確かに使っている(画像参照)。
 元々の脚本では馬糞を浴びせる予定だったが、コーディネーターから「カウボーイは馬糞を浴びても怒らない」というアドバイスを受けて変更された。

・追いかけっこ
 全シリーズ共通ネタ。宿敵タネン家との追いかっけこ。今回は無防備に走って逃げるマーティと馬に乗ったビュフォードが対決。結果はロープに捕まったマーティの負け。その後、吊るされたりといいところなし。

・これだけ堂々と映ってると気づかないNEW!
 マーティがビュフォードたちから逃げるこちらのカットでは左側にスタッフがガッツリ見切れている。

・マイケルの災難NEW!
 マーティが首吊りされるシーンでは縄がマイケル・J・フォックスの首に本当にかかってしまい一瞬、気を失うトラブルがあった。最初は木箱の上に乗って撮影していたが、どうしてもぶら下がっているように見えなかったので、マイケル本人の申し出で木箱を支えなしで撮影することに。その3回目の撮影でマイケルが手の位置を間違えてしまいこの事故が起きてしまった。
 マイケルの自伝『ラッキーマン』ではこの事故がパーキンソン病の原因ではないかと書かれているのが真相は不明。

・ドクのライフル
 ドクが持ってたライフルはウィンチェスター社の「M1866 イエローボーイ」の特別仕様。銃身の上にフルサイズの望遠鏡を付けてスナイパーライフルのように改造した。後にこの銃はゼメキスに贈られている。

・西部劇への敬意1NEW!
 首吊りされた縄を銃で撃ち落とすシーンは『続・夕陽のガンマン』のオマージュ。後に出てくるドクの帽子が銃弾で吹っ飛ぶのも同じ『続・夕陽のガンマン』のオマージュであろう。

・ドクはどこを触った?

 1885年で再会したドクとマーティ。最初のカットでドクはマーティの肩を触っているが、次のカットに変わると腕を触っている。

・ドクの呼び名
 1985年でのドクの愛称は「ドク」「科学者」「イカれた変人」などでしたが、1885年では「エメット」「鍛冶屋」と呼ばれている。ドクにとってエメットと呼ばれるのは久々であっただろう。

・電撃
 マーティがジェニファーとの出会いの時に稲妻が走ったと話すとドクはやめてくれと言い出す。これは「そんな恋はしない」というよりはPART1の雷がトラウマになっているから?

・1885年のドクの愛馬
 ドクは愛犬にアインシュタインやコペルニクスなどの歴史の偉人の名前をつけるが、1885年で飼っている馬にもアルキメデス、ガリレオ、ニュートンという名前をつけている。これらは小説版で言及しているのみで本編では触れられることはないが、マーティが製氷機のバルブを回している上の方で「アルキメデス」と「ガリレオ」と書かれた名札は確認できる(画像参照)。

・西部劇への敬意2NEW!
 マーティが着ているこちらのポンチョ型の衣装は『荒野の用心棒』や『夕陽のガンマン』などでクリント・イーストウッドが着ていた服にそっくり。

・時計初登場NEW!
 汽車の運転手に90マイル出せるか聞いている裏でヒル・バレー祭りに向けて時計台の時計が運び出されている。

・クララ
 マーティとドクが路線地図を見て計画を立ててる後ろで、ドクを待っているクララの姿が確認できる。この後に一緒に出てくる時計台の針が10時4分らしきを指しているのはスタッフの遊び心でしょうか?

・どでかいセット1
 映画史上に残る規模で西部の町を作り上げたPART3だが、こんなシーンもわざわざ作っている。クレイトン峡谷の先を確認しようとドクとマーティが訪れた工事途中の鉄橋シーン。実はあの鉄橋のセットも作り上げた。
 看板を見ると「1886年夏完成」と書いてある。

・どでかいセット2
 クララの家も一から作ったセットで、さらに横に映っている学校もわざわざ建てた。引き画でしかほとんど映らないのに。こんな贅沢が許される続編を作って監督冥利に尽きるだろうな、ゼメキス。
 さらにクララの家はゼメキスの希望するカットが撮れる様に計算された設計がされており、ドクとクララの別れのシーンでは玄関で振られたドクがラベンダーのアクセサリーを窓もとに置くと、奥のベッドにクララが映るように建てられている。

・1と3のつながり7
 デロリアンの改造(PART1ではポールの追加、PART3ではタイヤ交換)した後に模型で実験、その後女性が来てデロリアンを隠す、そして女性にパーティーに誘われる。この流れはPART1と一緒。PART1と同じくドクから模型の出来を聞かれたマーティはすらっと流す。とはいえ、当のドクにとっては30年振りの模型作りだから同じことが言いたくなるのも頷ける。ちなみに、模型デロリアンの後ろの部分は銃弾で再現されている。

・冷静なマーティ
 クララに望遠鏡の修理を頼まれたドクに対して、マーティが後ろでこっそり首を横に振って否定しているのがかわいい。

・あとでこっぴどく怒られた?
 ヒル・バレー祭で時を刻み出した時計台の時計。その際に花火が上がるが、元々この花火の演出の予定はなかった。ゼメキスが突然現場で言い出して急遽用意したとのこと。当然、火器申請をしてなかったので翌日担当者はソノーラ当局に謝罪する羽目になった。時代を感じる昔っぽいエピソード。
 この瞬間を目撃したマーティとドクは時計が刻む最初と最後の瞬間に立ち会っていることになる。とってもロマンチック。

・スタッフ出演2
 PART3では意外とスタッフが出演している。時計の前でマーティとドクを撮ったカメラマンはBTTFシリーズを撮った撮影のディーン・カンディ。こちらはゼメキスのご指名。

・ZZ TOP
 祭りで音楽を演奏してたのは『ZZ TOP』。得意のギター回しも披露している。『いとしのクレメンタイン』などを演奏しドクとクララの踊りに花を添えた。

・利き腕じゃないのね…
 銃の実演販売でマーティが最初に撃つときにとんでもないところへ弾丸が行くが、実は左手で撃っている。ちなみに『セブン・イレブン』がない国では『ディズニーランド』と訳した国もあるとか。

・やっと判明
 ビュフォードがナイフを投げた後、驚いて顔を上げる男性が一瞬映りますが、その直前の机にナイフが刺さるカットをよく見ると画面の奥に銃を持ってる彼の手が映っている。

・フリスビー
 マーティが皿に「フリスビー」と書いてあるのを見つけて「飛んでるね」と言ったこのシーン。フリスビーといえば円盤型のディスクを投げ合って遊ぶのを想像するが、マーティが言っているフリスビーもそれと同じ。実はフリスビーの発祥は1940年代後半にアメリカの大学生がマーティも持っていた「フリスビー・パイ・カンパニー」の皿を投げて遊んでいたことがきっかけ。もちろんシェイマスとマギーからすれば変わった青年という印象が強まっただけだが。

・1と3のつながり8NEW!

 ヒル・バレー祭りでビフォードがクララを見つけてその美貌に対して一言。「おやおや、これはこれは(Well, lookse what we have here.)」。PART1でも魅惑の深海パーティーでビフがロレインを意外な場所で見つけた際に同じことを言っている。またこの時のPART1のマーティと同じく、ドクはビュフォードの手下に捕まってしまう。

・背中に気をつけろと言われたしね
 マーティが来る前の元々の歴史では、ドクがビュフォードに撃たれたのはクララとダンス中に背中に銃を押し付けられた時。しかしマーティが来たおかげでそこで撃たれることはなくなった。

・一族そろって同じ結末

 PART2の55年でドレスを手に入れたロレインにビフは思い切りすねを蹴られていましたが、先祖のビュフォードもクララとのダンス中に思い切りすねを蹴られている。

・フリスビー2
 PART2で披露したマーティのフリスビー投げは今回も健在。ドクを助けるために持っていたパイ皿を投げて、見事ビュフォードの銃弾を外すことに成功。

・1と3のつながり9

 今回『ヒル・バレー祭り』の日にドクとクララが初めてキスをするが、PART1では『魅惑の深海パーティー』でジョージとロレインが初めてキスした。

・1と3のつながり10
 PART1の冒頭で登場した目覚まし朝食調理器。西部でもちゃんと作っているドク。だがこのシーンのときはドクは必ずいない。あれで起きる姿見てみたい。

・思わずマネしちゃうマーティNEW!
 本物の拳銃を手に入れたマーティは思わず鏡の前で映画の名台詞のマネをする。最初の「俺に言ってるのか?俺に言ってるのか、タネン?ここには俺しかいねぇ(You're talkin' to me? You talkin' to me, Tannen? Well, I'm the only one here.)」は『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが演じた主人公トラヴィスの台詞。実際のシーンはこちら
 続いて「さぁ撃ってみろ。楽しもうじゃねぇか(Go ahead. Make my day)」は『ダーティーハリー4』よりクリント・イーストウッドが演じたハリーの超有名な決め台詞。実際のシーンはこちら

・スタッフ出演3
 PART3では意外とスタッフが出演している。『ヒル・バレー祭り』の翌日にマーティが朝の町を歩くと、多数の町民から声をかけられるが棺桶屋以外は全員スタッフ。もちろん馬車に乗って聖書を持っている男性もちゃっかりスタッフ。みんな西部の服を着てみたいということで出たがっていたという。
 一応、全員紹介しておきます。最初の挨拶する人物が広報担当マイケル・クラストリン(「完全大図鑑」の著者でもある)。続いてタバコをあげるのが、主任メイクアップ・アーティストのマイケル・ミルズ。馬車から応援するのが同じく主任メイクアップ・アーティストのマイケル・ミルズ。そして、恐らく横にいる運転手がアシスタント・チーフ照明ディレクターのアンソニー・ウォン。

・入れ替わり
 ドクの口癖"Great Scott(なんでこった)"と、マーティの口癖"This is heavy(ヘビーだ)"。この口癖が墓石の前では互いに入れ替わって言っている。だが、テレ朝の三ツ矢版、BSジャパンの宮川版の吹き替えでは残念ながら訳していない(三ツ矢版、宮川版はそもそもそれ以前からこの口癖を訳していない)。

・言っちゃったよNEW!

 PART2では未来の警官に話しかけたとして「タイムトラベラーとでも言うのかい?こっちが精神病院行きだ」と危険性を指摘していたドクだったが、PART3でクララに「私は未来から来た」と思わず言ってしまう。結果は最悪なのものに。

・1と3のつながり11

 はっきりと同じではないがマーティの寝相はPART3でもしっかり悪い。

・1と3のつながり12
 酒場でドクを見つけたマーティが説得する場面で、ドクが"Where?(どこへ?)"と言った後、マーティが"Back to the future!"(未来に帰るんだろ!)という流れは、PART1ラストとマーティとドクの立場が逆になっている。

・マーティみたいになる所だった
 ドクが目覚ましジュースで飛び起きて外に出る時と、その後にマーティたちが外に出る時、共にドア近くにいた男はギリギリで当たっていない。PART2の体育館のドアをぶつけられたマーティのようにはならなかった。というかその人が記念写真撮ったディーン・カンディにそっくり。

・恋する女
 クララが有刺鉄線のセールスマンに向かって、ドクの特徴を「背が高くて、茶色い大きな子犬のような目をして、銀色のつやがある髪の人」と表現しますが、元々のボブ・ゲイルの原稿では「ボサボサ頭の目が血走った人」だった。しかし、ゲイルの奥さんから女は愛する人が良い様に見えるものというアドバイスを受けて変更された。
 ちなみに、その直後にクララが急ブレーキをかけて汽車が揺れる中、立っているクララを支えた紳士が個人的には大好き。

・1と3のつながり13

 今回マーティがストーブの蓋で作った即席防弾チョッキで生き延びるが、PART1ではドクは防弾チョッキでテロリストから生き延びた。

・1と3のつながり14

 PART1でジョージがビフを殴って歴史が変わったように、今度は息子のマーティがビュフォードを殴って歴史を変えた。ついでにマーティの一発目のパンチは父親ジョージと同じく左フック。

・肥やし
 シリーズ共通ネタ。タネン家は必ず肥やしに突っ込む。今回はマーティに殴られて、ビュフォードが肥やしが入った引き車に突っ込む。

・もう一つの物語
 ビュフォードを捕まえに来た保安官がストリクランドでなく別の保安官だったのは、既にビュフォードによってストリクランドが殺されていたため(詳細はボツネタ集参照)。当初の捕まるときのセリフも「ストリクランド保安官殺害の容疑」だったが、殺害シーンがカットされたことで「パインシティの駅馬車を襲った容疑」にアフレコで変更された。後のコミック版などでは普通にストリクランド保安官が登場するので殺害された設定自体がなくなった模様。

・ドクのバンダナ
 列車強盗時、口元を隠すために使用したドクのバンダナは、PART2で1885年に飛ばされるまで着ていたアロハシャツである。

・客もいい迷惑
 機関車に乗った乗客たちはクララの急ブレーキで一回止まり、さらにドクたちのせいでまた止められた上に結局目的地に行けずじまい。

・タイムサーキット故障2
 ドクがボイラーの温度計を説明している場面。タイムサーキットの現在時間をよく見ると【1805年】になってる…。

・1と3のつながり15

 クララはドレスが破れて機関車から落ちそうになるが、PART1では稲妻作戦中にドクのズポンがやぶれてケーブルが落ちそうになった。

・機関車の最後NEW!
 機関車が峡谷の谷へ落ちるシーンは模型による撮影である。実際の4分の1サイズの機関車(全長3.96m、重さ約580kg)を2台作り、撮影では6台の高速カメラを使用して2台とも大破させた。模型製作責任者のスティーブ・ゴーリーは「2ヶ月かけて作られた精巧な模型はわずか2秒で破壊された」とコメントを残している。
 また前後の1885年から1985年にタイムスリップするデロリアンのシーンも模型によって撮影されている。こちらも4分の1のデロリアンを用意し、1885年では長さ60m以上の線路が用意されたり、1985年用には鉄橋の模型が作られた。

・峡谷NEW!
 元の1985年での峡谷の名前は『クレイトン峡谷』だが、ドクがクララを助けたため『ショーナッシュ峡谷』になる。ドクが西部に行った後なので、PART3冒頭の1955年でも峡谷の名は『ショーナッシュ峡谷』のまま。だがBTTF公式サイトの「よくある質問」には、1885年9月15日にドクの死で取り乱したクララが峡谷に身を投げて自殺してしまった可能性も提示。ヒル・バレーの人々がこの死を悼んで峡谷の名前を「クレイトン峡谷」と名付けたとしますが、実際に起きたかどうかは曖昧なままにして峡谷の名前はどちらになったかは人々の判断に任せるとしている。
 その後、悪人ビュフォードを倒して峡谷に落ちた青年イーストウッドからとって『イーストウッド峡谷』となった。

・1と3のつながり16NEW!

 PART1で1985年にタイムスリップした後に出てくる印象的なヘリコプター。実はPART3でも1985年に帰ってきた際にヘリコプターの音が聞こえる。このヘリに何か製作者側の意図があったのでしょうか?
 PART2でも1985年Aに戻ってきた時に後ろからジェット機が現れていたので、もしかしたら現代に戻ると飛行機が現れると言う全作共通ネタなのかもしれない。

・1と3のつながり17

 デロリアンが破壊されたときに未来のナンバープレートがくるくる取れたが、PART1でも『ツイン・パインズ・モール』でタイムマシンの実験時に『OUTATIME』のナンバープレートがくるくる取れた。

・おかしいだろ
 マーティが自宅へ戻って来たのをパッと見ただけだとPART2でドク、ジェニファーと一緒に2015年に旅立った直後(1985年10月26日)から戻って来たように感じますが、正確にはそこから丸1日経った10月27日に戻って来ている。なので、湖へ行くことになっていたとはいえ4×4を乗らずに一晩中消えたマーティを家族はおかしいと思うはずなのである。それとジェニファーは約15時間も気絶してたことになる。

・1と3のつながり18

 ジェニファーの家にある車だが、PART1で父親が乗っていた車とちゃんと似たような車が止まっている(車に疎いため車種が全く一緒か不明)。こういう細かいところも気にしているのが好き。

・キス
 ジョージとロレイン、ドクとクララ。色んな人の初めてのキスを見てきましたが、マーティとジェニファーは3部作に渡ってキスが出来たのは、PART1冒頭のジェニファーがお父さんの車に乗る直前の別れのキスだけ。PART3のジェニファー宅のコテージでやっとちゃんとキスをする。

・ニードルスの手下
 PART3のラストでやっと1985年ニードルスが登場するが、その手下3人は1955年、2015年、1885年のそれぞれの年代のタネンの手下の役者が演じている。
 助手席にいるのが1885年でビュフォードの手下スタブルを演じたクリストファー・ウィン。荷台の奥が1955年でビフの手下スキンヘッドを演じたJ・J・コーエン。その手前が2015年でグリフの手下データを演じたリッキー・ディーン・ローガン。

・ロールス・ロイス
 PART2で疑問になったロールス・ロイス事故。ニードルスにドラッグレースにけしかけれた際に判明する。あんな理由でミュージシャンを断念するとはね。

・感動の場面が…
 ドクがマーティとジェニファーに「未来は白紙だ」とアドバイスする名シーン。その時のヴェルヌを見ると「おトイレ行きたい」アピールをしているようにしか見えない…。

・1と3のつながり19

 ラストにマーティとジェニファーの前に未来からドクがやってくる展開はPART1と一緒。機関車タイムマシンが浮かんでからの動きは、PART1のラストの空飛ぶデロリアンとほぼ同じ(反転してくる方向が逆)。

ストーリー 作品考察